はじめまして、たなべといいます。
愛知県教員採用試験の小学校に合格しました!
この記事では、以下の悩みを解決します。
- 愛知県教員採用試験に合格するための勉強法が知りたい。
- 愛知県教員採用試験の難易度や倍率、ボーダーは?
- 忙しくて勉強がなかなかできないけど、間に合うんだろうか・・・。
実際に僕も民間企業でサラリーマンをやりながら3ヶ月ぐらいの勉強で合格できたので大丈夫です!
愛知県教員採用試験の情報を盛り込みながら、僕が勉強した科目や方法、使った参考書などをまとめています。
勉強が苦手な人や忙しくて勉強時間がなかなか取れない人の合格のヒントになればと思います。
目次
愛知県教員採用試験の難易度
最初に愛知県教員採用試験の難易度(ボーダーや倍率など)を知っておきましょう。
事前に受験先のことを知っておくと結構楽ですよ。
愛知県は一次より二次重視
一次倍率 | 二次倍率 |
---|---|
1.3倍 | 1.9倍 |
愛知県の小学校はこのように二次の面接試験と小論文(一次実施)の倍率が非常に高く、一次の教養・専門ではほとんど不合格にならない特徴があります。
どの教科も同じような特徴があるようなので、勉強ばかりやっていたら最終合格はできないかもしれません。
参考)【過去の推移】全国平均より高い愛知県教員採用試験の倍率を教科別に解説
僕は筆記試験が苦手だったので、この倍率で助かったと思いました(笑)。
愛知県教員採用試験のボーダーは5割(小学校)
愛知県教員採用試験では、HPなどを見ても合格点は公表されていません。
情報サイトや予備校でも6割とか7割など正確なボーダーはわからないようです。
で、実際に僕が取った点数がこちら。
- 教養試験:6割(B判定)
- 専門教科:6割(B判定)
これで合格しています!
LINEグループでも5割〜6割の点数をとっている人が多かったので、愛知県教員採用試験の小学校は最低5割がボーダー(合格最低点)となりそうです!
5割だと心許ないので、6割はあった方がいいと思います。
愛知県教員採用試験はリセット方式
愛知県教員採用試験は「筆記試験の結果を二次試験では見ない」リセット方式を採用しているらしいです。
実際に説明会でそれっぽいことを教育委員会の担当者さんが話していました。また、僕より点数が高かった人もけっこう落ちているのでそんな気がします。
つまり、筆記試験の結果は満点でもボーダーラインぎりぎりでも同じってことです。
なので、筆記試験の勉強だけに全力を出しても意味がないと思います。
小論文は一次試験にありますが、採点は二次試験で行われます。
愛知県教員採用試験の難易度は?
実際に勉強してみて、愛知県教員採用試験の難易度は高いと思いました。
僕は愛知県の他に千葉県と静岡県を受験していますが、一番、愛知県が苦労したと思っています。
とくに小学校は筆記試験ではあまり差がつかないので、評価が他人任せになってしまう面接と小論文で決まるのはハードルが高くないですか?
二次試験の倍率が2倍近くあることからも愛知県教員採用試験の難易度は高いと思います。
逆に筆記はあまり得意じゃないけど、人間性に自信がある人は愛知県はお勧めかもしれませんね。
愛知県教員採用試験の合格に必要な勉強時間
僕が本格的に勉強を始めたのは一次試験の3ヶ月前(4月ごろ)からです。
働きながらでしたが、トータルで400時間〜500時間は勉強しました。
- (月〜金):3時間
- (土、日):8時間〜10時間
一般的には600時間〜700時間ぐらいみたいなので、僕は少し短めです。
もちろん、本格的に始めたのが仕事の関係で遅かったため、半年くらい使えればもう少し余裕を持って勉強できていたと思います。
ちなみに僕は偏差値50前半の私立文系大学です。中学、高校は部活ばかりだったのでお世辞にも賢い人間ではないです(笑)
なので、元々の学力がある人は、少し勉強して小論文と面接対策に時間を使えればもっと少ない時間でも合格できるかもしれません。
愛知県教員採用試験の出題科目
愛知県教員採用試験の筆記試験は、教職教養・一般教養、専門科目(志望する教科)の3種類が課されます。
それぞれの試験科目は次のとおりです。
教職教養の出題科目
科目 | 出題数 | 重要度 | 難度 |
---|---|---|---|
教育原理 | 7 | ◎ | 普通 |
教育法規 | 2 | ○ | 普通 |
教育心理 | 1 | △ | 高い |
教育史 | 2 | ○ | 易 |
教育施策 | 2 | △ | 難 |
重要度は勉強してみて「出題傾向が決まっているか」「少し勉強すれば点が取れるか」「問題数」などから決めています。
基本的に教育原理、教育法規、教育史だけ勉強すればいいと思います。
教育心理や教育施策は出題傾向も範囲もわからないので、どれだけ勉強しても点数は取れないと思ったのでほとんどやっていません。
一般教養の出題科目
科目 | 出題数 | 重要度 | 難度 |
---|---|---|---|
国語 | 2 | ◎ | 普通 |
数学 | 2 | △ | 難 |
英語 | 2 | ○ | 普通 |
社会 | 3 | △ | 難 |
理科 | 2 | △ | 難 |
音楽 | 1 | △ | 普通 |
保体 | 1 | △ | 普通 |
情報 | 1 | △ | 普通 |
その他 | 2 | △ | 難 |
一般教養は科目が多いので本当に嫌になりました。
小学校の科目と被っているとはいえ、レベルがけっこう違うからです。
教養試験は5割あればいいと思っていたので、一般教養は国語は時間を使って勉強しました。
数学と英語は苦手でしたが、問題数が多いので、頻出分野に絞って勉強。
社会は割と得意でしたが、日本史、世界史、地理、政治、経済、環境の6分野から2〜3しかでないので出題率の高い日本史と政治に絞って勉強しましたが、政治は出ず・・・。
理科は嫌いなので、音楽と保体、情報は全部捨てました。
その他は、一般的な内容(世界遺産とかオリンピック)なら解けると思い何もやりませんでしたが、本番では感で解いたら正解したという感じですね。
とりあえず教養試験(教職・一般)は科目も範囲もやばいくらいあるので、全部をやっていたら多分間に合いません。
「【教員採用試験の勉強法】独学で合格したい初学者におすすめのやり方を完全解説」がとても参考になりました。オススメです!
専門教科(小学校全科)の出題科目
科目 | 出題数 | 重要度 | 難度 |
---|---|---|---|
国語 | 4 | ◎ | 易 |
社会 | 6 | △ | 普通 |
算数 | 5 | ○ | 普通 |
理科 | 6 | △ | 難 |
音楽 | 3 | ○ | 普通 |
図工 | 3 | ○ | 易 |
体育 | 3 | ○ | 易 |
家庭 | 3 | ○ | 普通 |
外国語 | 3 | △ | 普通 |
専門科目も一般教養と同じように科目数は多いです。
しかも、出題数はほとんど均等なので、科目選びが重要です。
おそらく僕のようにガッツリ文系の人は算数や理科が苦手だと思います。
そこで注目したいのが副科目。意外と学習指導要領が出てくるのでそこを覚えれば点が取れます。
もちろん、算数と理科を全部捨てるのはやばいので、得意な分野だけでもやっておくといいでしょう。
理科は生物だけやってました(笑)
社会も一般教養と同じで日本史と政治に絞り世界史や地理は捨ててました。
話を少し戻しますが、僕みたいに勉強期間が短い人は全部をやれませんし、やると間違いなく中途半端になってしまい落ちます。
なので、取捨選択がポイントです。
愛知県教員採用試験の配点
言い忘れていましたが、配点も非常に重要なので、しっかり把握して優先順位をつけて勉強しましょう。
愛知県教員採用試験の配点は次のとおりです。
- 教職教養:52点
- 一般教養:48点
- 専門科目:100点
- 小論文:A~Eの5段階評価
- 面接:A~Eの5段階評価
先ほどもいったように、最終合否は小論文と面接の結果なので、筆記試験の点数はリセットされます。
足切りに注意
試験ごとに基準点が設定されています。(筆記試験は非公表)
他自治体の傾向を参考にすると筆記試験は3割が基準となりそうです。
つまり、総合点で合格点を超えていても、教養か専門のどちらかが基準点を超えていなければ足切りとなり不合格になります。
小論文と面接はD評価以下で不合格となります。
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